ブランド信仰について

私ゃ正直ブランドが苦手です。っていうかいわゆる巷で言う「ブランド信仰」の馬鹿さ加減を嗤う一人です。塩野七生さんが言われていました。以下引用:「イタリアでは、製品の30パーセントがイタリア製なら、全部イタリア製と認められるのだという。そこで、イタリアのブランド物の会社は、材料とデザインを中国に持込んで、70パーセントまで仕上げて、それを輸入し、残りの30パーセントをイタリアで仕上げて、イタリア製として売っている。問題は残りの30パーセントもイタリアにいる、不法滞在労働者である中国人にさせていることだ。何のことはない、100パーセント中国人によって作られているのに、イタリアのブランド物として、世界中に売られているのだ。材料費、デザイン費、工賃、合わせて、8,000円くらいと塩野七生さんは推測する。それが、店頭に出ると80,000円だ。それが日本に上陸すると、値段は1倍半になるから、120,000円になる。8,000円の物が120,000円。こんな馬鹿げた物を有り難がる日本人はどうかしているし、そんな馬鹿げたものを売る店が・・・略」という記事を見て、そうだその通り!って思う。このブランド信仰が欧米人たちに(日本人が)馬鹿にされているそうだ。何でも高価なものは良いと思い込む・・・中には本当に良い商品もあるとは思うけど・・・前にも書いたけど、「いつかクラウンに」「クルマはメルツェデスだよ」「時計はロレックス」「カメラは腐ってもライカ」・・・こういうことを自慢げにいう人を何人か知っているけど、皆そろって軽薄、浅はか、幼稚、中身が無さ過ぎなんです。フォクトレンダーBESSAについて、似非ライカだとか、ライカもどきとか、プアマンズライカとか、色々いう人たちは中身が無いんだよな。本質が見えないで過去の遺産にすがっているだけの脳みそなんだなってつくづく思う。やはりかわいそうな人たちなんですね。
趣味は趣味。他人はどうあれ自分が良いと思ったこと、モノを大切に。
画像は京都左京区法然院。R-D1xG、カラースコパー25mmF4P。
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